ギャンブルに熱中し生活費を入れない夫と離婚できるか

賭け事に熱中して使ったお金の額が生活費に影響を及ぼす時点で、ギャンブル依存症の可能性ありと判定しても良いでしょう。今日ではこの種の依存症も、単にだらしがない、と批判するのではなく、精神科における治療の対象であることを理解しなくてはなりません。当然のことながら、賭け事に使うお金がその分だけ余計に稼げているということは普通ありませんから、会社勤めであれば給料から軍資金を持ち出し、結果家計に回るお金が少なくなる、あるいは無くなるということになります。

 

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では賭け事に生活費を使ってしまう夫と離婚できるのかという問題は、意外にデリケートです。両者の合意で離婚が成立すれば問題はありませんが、どちらかが(恐らくは夫の側が)拒んだ場合、議論の余地が発生します。

 

 

まず第一のポイントは、この問題において夫婦間で話し合いが出来る状態なのかどうかです。夫が生活費を家庭に入れないのがいけないことであることは当然理解しますから、話し合い自体は可能かもしれません。しかし依存症である異常は病気ですから、治療しないことには問題はいつまでも解決しないでしょう。

 

 

第二のポイントは、妻が働いて収入を得ることができるかどうかです。育児や親の介護などで手が塞がって仕事ができないのか、あるいは1日数時間でも仕事をすることが可能なのかです。仕事ができれば妻が家計を助けつつ夫を治療に導くことを勧められるでしょう。

 

 

したがって夫が継続的に依存症の治療を受けることを合意するのであれば、妻にとってもメリットのない離婚に向かうよりは建設的な議論になるはずです。

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